前回の記事でこちらの南米ブラジルからのテーマ(↓)を書いたので、この流れのままもう一発。。。
Shakira(シャキーラ)という、超有名な1977年生まれコロンビアのラテンポップシンガーソングライターがいます。
ブラジルからコロンビアへ、という形でバトンタッチします。
この話は短いものの、どこにでいる「無名」のアーティストがほとんど一瞬でワールドワイドレベルで「有名」になったというネット時代、そしてイコール個人の時代でもあるといったお話です。
ここに、少なくとも日本ではほとんどといってよいくらいに知られていない、オックスフォード大学の男性アカペラグループがいます。
「Out Of the Blue」というアカペラグループ。
まぁ大学のグループなもんですから、どこに何があるか、普通は関係者以外に知られることってほとんどないですね。
ただ無名といってもそれは日本での話、実はイギリスではかなり有名です。
あのスーザン・ボイルなどを発掘し有名にさせた"Britain's Got Talent"というテレビ番組があり、それの2011年オーディションで一気に沸かせた経緯もあるグループです。
ただ受賞は逃したようです。
ここまでは来たものの、なんせ大学のグループですし、将来は皆別々の人生を歩んでいくであろう、そういった短い限られた時間に開いた花のような存在に私には感じられます。
このOut Of the Blue、Shakiraのヒット曲「Hips Don't Lie」をカバーしてYouTubeに動画アップしました。
因みに自分たちで歌う分には、この動画はもう彼らの声によるオリジナルコンテンツですし、著作権上も全く問題ありません。
そうしたところ・・・
それをShakira自身が観て、大絶賛したのです!
彼女の公式ツイッターおよびFacebookページで。
以下のMusic.Micでの記事はこのことを採りあげています。
This Amazing Boys A Capella Group Just Got a Huge Boost From Shakira
これによってバズが瞬く間に発生し、アカペラグループは一気に世界中に知られるようになりました。
才能がいくらあっても、露出し拡散していくには何かのきっかけが必要なことは言うまでもないことです。
SNSの力は恐ろしいものです。
YouTubeだけでも拡散の力は大きいものの、それをさらに有名人のTwitterとFacebookで一気に後押しした典型事例です。
今の時代、立ち寄りがたいカリスマ的な有名人よりも、何気に軽く反応してくれるような距離感というものが受け入れられやすい。
一ファンとミュージシャンの距離がネットを媒介にして限りなく近づいた見事な例だとも言えます。
才能はこうやってすぐに発見される時代になっている、本当に大個人時代に突入しているなという実感がしています。